夕日はなぜ赤く見える?

夕日はなぜ赤く見える?

夕日はなぜ赤く見える?

夕日はなぜ赤いのでしょうか。

夕日というのは決して太陽の光が夕方になると変わるというわけではありません。
太陽の光にはさまざまな色の波長の光が含まれています。よくパソコンのソフトなどで色を選ぶ時に非常にたくさんの色が表示されて選ぶことができます。

あそこに表示されているような全ての色が合わさって白いまぶしい太陽の光となっているのです。つまり太陽の光には赤緑紫黄色、それ以外の全ての色が含まれているということになります。ではなぜ物には色があるのでしょうか。

ものに色があるのは物自体に光を発する力があるわけではなく、物の材質によって反射する光の色が決まっているのです。緑色にみえるものは太陽光の中の緑の光だけを反射するようにできています。

そのため目には、緑色に見えるわけです。ですので太陽の光や蛍光灯の光でも光が全くない真っ暗な場所では色を見ることができません。これと同じ原理で夕日というのは太陽光の中の赤から紫に近い光だけど似ていということになります。

なぜ夕方になると赤から紫の光だけが強調して見られるのでしょうか。それは太陽が夕方なると傾いて、地平線スレスレに見えると思います。このときは太陽は空気の層を一番長く通って人間の目に届いてきます。

空気の層というのは水蒸気やチリやホコリなどがたくさん含まれていて、光を反射させたり吸収したりします。そのため空気の層がフィルターのようになって後から紫色の光だけが見えてくるようになっているのです。